2004年 11月 02日
不思議なこと。 |
昨日何気なく思いだしたんだけど、
子供ん時に一回行ったきり、どうしても2度と行けない場所があった。
ゼッタイ行けないの。
昔住んでた所で裏の山。
細い山道が在るんだけど、けもの道みたいな…。
そんなに入り組んだ道でもなく分かれ道もそんなに無いのに、
「ソコ」には絶対行けない。
ある日いつものようにボクは友達3人と山道を上ったり下ったり
探険隊ごっこをしながらふざけながら遊んでた。
当時、水曜スペシャルが流行ってたからね。川口浩の。
いつもより奥にボクらは足を踏み入れてた。ちょっと心細くなってきて、
口数が少なくなって来た頃「ソコ」は突然ボクらの前に現れた。
4人「スゲ〜っ………。(沈黙)」
「ソコ」というのはちょっとしたひらけたスペース。
夏ももう終わりに近づいた頃で、地面は赤と黄色が敷きつめられた落ち葉の絨毯。
空を見上げるとまだ落ちる気配のないうっそうと茂った木々。
木々の合間を木もれ日がキラキラしてた。
そしてスペースのほぼ中央にあまり背の高くない丸裸の木が
シンボルツリーのように静かにそっとたたずんでた。
4人はしばらくの間ほとんど口をきかずに「ソコ」にいた。
辺りに夕闇がせまり風が冷たくなってきた頃にやっと4人はハッっとして、
逃げるように帰路についた。
家族には「ソコ」の話をせずに4人だけの秘密にした。
でもそれ以来、どういうわけか4人の時も1人の時も
何回山道を歩き回っても「ソコ」には行けなかった。
・
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・
スタンドバイミーみたいなトトロみたいなホントの話。
子供ん時に一回行ったきり、どうしても2度と行けない場所があった。
ゼッタイ行けないの。
昔住んでた所で裏の山。
細い山道が在るんだけど、けもの道みたいな…。
そんなに入り組んだ道でもなく分かれ道もそんなに無いのに、
「ソコ」には絶対行けない。
ある日いつものようにボクは友達3人と山道を上ったり下ったり
探険隊ごっこをしながらふざけながら遊んでた。
当時、水曜スペシャルが流行ってたからね。川口浩の。
いつもより奥にボクらは足を踏み入れてた。ちょっと心細くなってきて、
口数が少なくなって来た頃「ソコ」は突然ボクらの前に現れた。
4人「スゲ〜っ………。(沈黙)」
「ソコ」というのはちょっとしたひらけたスペース。
夏ももう終わりに近づいた頃で、地面は赤と黄色が敷きつめられた落ち葉の絨毯。
空を見上げるとまだ落ちる気配のないうっそうと茂った木々。
木々の合間を木もれ日がキラキラしてた。
そしてスペースのほぼ中央にあまり背の高くない丸裸の木が
シンボルツリーのように静かにそっとたたずんでた。
4人はしばらくの間ほとんど口をきかずに「ソコ」にいた。
辺りに夕闇がせまり風が冷たくなってきた頃にやっと4人はハッっとして、
逃げるように帰路についた。
家族には「ソコ」の話をせずに4人だけの秘密にした。
でもそれ以来、どういうわけか4人の時も1人の時も
何回山道を歩き回っても「ソコ」には行けなかった。
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スタンドバイミーみたいなトトロみたいなホントの話。
by murap3
| 2004-11-02 15:42
| 想い出日記